24歳OLのチグリジア

Webデザイナーの取り残された人権

まいにち?

何年ぶりの更新だろうか

 

去年はコロナの影響で丸々1年ほぼリモートワークだったせいでほぼちゃんとした仕事しなかった。てか来なくても大丈夫だよこれやってね、と言われたからやってたんだけどいつの間にか私にまわってくる仕事はなくなってほぼ社内ニートだった()

 

前の更新からたくさん色んなことがあって、まず大切なうちのインコがお外に飛び出して家族総出で大泣きしながらの探索。夕方にカゴが開いてしまってるのに気づいて、夜見つからず、朝一で日の出と共に夜に作った迷子鳥のチラシをポスト投函してたら末っ子が見つけて。家から徒歩1分のお寺の広いお庭?にいました。

お外がよっぽど気持ち良かったのか、一晩慣れない外にいたにもかかわらず「見てーー!!こんなに飛べるーー!!」と言わんばかりの飛び回りよう。

全然捕まらなくて、私は一旦寝に帰宅したのだけど、諦めきれない末っ子がもう一羽のインコの鳴き声をひたすら携帯で流してたら肩に止まってきたそう。

慎重にかごに戻して、泣き崩れちゃってた。本当によかったーーー

それから入り口が開かないように厳重にワイヤーでしめてるんだけど(父により)、ずっと外を眺めてて、遠くを見てるんだよね。やっぱり鳥だもんね。広いお外、気持ち良かったよね

私たちを見てもなかなか戻ろうとしなかった時、母が「あんな気持ちよさそうに飛んで、、前から外をずっと眺めて大好きだったし、外がよければもうこのままでもいい気がしてきちゃったな、、、。」とふともらしていました。

戻ってきてくれればいいんだけどね、壮大な外になんかでちゃったらインコちゃんじゃ戻ってこれないもんな、、

すごい複雑な気持ちです。

 

 

それからもうひとつのビッグイベント

去年の10月にプロポーズされて、結婚しました〜〜〜

いや、私結婚できるんだなって感じでびっくり

実際今の彼が去年のうちにプロポーズしてくれなかったら別れようと思ってたけど、本当に言ってくれるとは。

今年の1月末に実家を出て新生活スタート、5月に結婚式をあげてと今年上半期、人生で一番主役で怒涛でした。

喜びももちろんあるけど、全てに対応するのが大変で正直ヘロヘロ

他人と住むのも、実家をでるのも初めてで、家での彼を初めて知って、もう半年たつけど毎日大変。家族はのんびり適度にがんばれと言ってくれるけど、毎日なんかしらの壁にぶつかるしスルーできない性格だからほんとに大変(大変しか言ってないな

もっと余裕をもった人生を送っていけるように日々頑張ろうと思います。

 

 

最近ついにKindleを買って、また本を読み始めてる。といっても前から読んでいたけど、前記したようにどったばただったのであんまり数読めてなかった。

ソシャゲも大好きだけど、ログインボーナスが辛くて、、、。できなくてまた1からとか、○日連続ログインプレゼントとか、、「できない」ことをソシャゲごとき(ごめん)明確にされるのが辛くて、ちょっと心の負担になってたことに気づき、離れてます。

その分、本なら没頭できるし余計な事考えなくてすむ。本の世界に入れるのが心地良くて今はもっぱらこっち。

最近読んだのは、前から気になってた『嫌われる勇気』。中身を哲学書と知らずに購入して読んだけど、今の私にとってこの心の持ちよう、人生の考え方・生き方を知れたのはすごく大きかった。これを早く自分の人生にも取り入れられるようになりたい、、。続編の『幸せになる勇気』も読了。

 

家では重い単行本も読めるので、『medium』を読んでます。

※7/7続編でたんだね、、買わな。

 

Kindleは『ザリガニの鳴くところ』をさっき買いました。通勤や、お風呂の新しおともはこいつです。また本読み終わったらここの本カテゴリで感想書くようにしようかな。

 

では仕事にもどりまーす

お久しぶりです。これからの事について話します

なんとこのブログを書き初めてもうすぐで1年が経とうとしているんですね。

おそろしい程の更新の低さです。

 

なんでこんなに空いてしまったかというと、ある大きなプロジェクトのデザインリーダーになりまして…(本来喜ぶべき事なのかもしれませんが、なんせ「私」です)

デザイナーが私しかいないもんで、まー朝から晩まで忙しい忙しい。

おかげで息抜きにゆるく書いていたブログを書いている時間も元気もなく、気力0でここ半年以上を過ごしていた次第です。

暇というか余裕がない日常は精神がやられると何度も…脱線しそうなのでやめます。

あとは…席替えとかでさ、後ろの交通量が多いとさ、見えてしまうじゃないですか。画面がね。いや、エディタで書けばいんですけどね、いつもダラーンとしている私がこれ書いてる時はタイピング止まらずにいけてしまうので、周りがね、不審にね…脱線しそうなのでやめます。(ちなみに今は後ろが壁の事務所の隅に座敷わらし化)

 

 

ところでここまで読んでいただいて、カテゴリをご覧の方は「????」と思っている方もいると思います。

そう、なにを隠そう!ついに下半身痩せを実現させるためにエステに通う事にしました!!!(わーぱちぱちp)

思い立ったのは急にではなく、長い長い歴史があるのです。

 

私が自分のお尻の大きさ、太ももの太さに気づいたのは10才のころ。

6才から水泳教室に通っていた私は週一のレッスンを楽しく無邪気に楽しんでいました。小学生の間通っていたんですが、高学年になったタイミングであることに気づきます。

(あれ…みんな座った時とか普通の時もなんかお尻小さくない?私は……いやふっと!!!!!!)

水着ですからね。体のラインがもろにでていたので、自分の下半身が太い事に気づくのはそう遅くはありませんでしたね。(それまでは体型のことすら気にしてませんでした。おこちゃまだったからね)

その後、バスケをやり、中高とバレーボールをやりーで私の下半身はみるみる大きくなっていったんですね。

当時は筋肉があったので、ぶよぶよした感じは無く、まだよかったんですが…

現在はどうでしょう。その筋肉が全て脂肪に変わり、リンパを詰まらせ、血流を止め、セルライトを大量構築し、循環0の下半身が一丁出来上がりですよ。

なんて悲しい、、

 

タイトルにもあるのでお分かりかもしれませんが、私はデザイナーなのでもちろん就業中は常にすわりっぱです。寝ているだけで浮腫む私の足にこれが大ダメージだったようで、今はお風呂の後が一番浮腫む。

これどういうことかお分かりでしょうか。血液は、体が温まったのでぎゅるぎゅる動いているのですが、リンパがつまり、老廃物が出口で蓄積されている状態になってしまったので、出口がない状態でひたすら足の中だけで血液がかろうじて流れ出した老廃物と循環していたんです。しかも1本の足の中で。鼠蹊部(足の付け根の部分)が詰まっていたので体全体になんて行くはずもなく…

こういった事がここ何年も続いていたので、ついには足がぴりぴり痺れてきてしまったんですね。

 

これは…足が壊死するな(しません)

 

むくんでてつらぁーい☆まっさーじしよっと☆☆

なんて余裕もなく(リンパがつまってるのでマッサージで流そうとしても鼠蹊部で止められるので意味ない)もうこれはエステに行くしかないなと動き始めたのが7月の頭です。

実際いくつかの体験も受けてきたので、それにまつわる記事もアップしていきますね。

 

体験いくつか受けて、上で説明していた私がいくらマッサージなどをしても痩せない理由がやっと解明できたわけなんですが、それを突き止めてくれたエステがあったんですね!それはエルセーヌです!そこで先日契約してきたというわけです。

www.elleseine.co.jp

安い買い物ではないですからね。私も悩みましたよ。いろんなとこを比較して考えました。だからこそ契約したからには絶っっっ対に痩せてやろうと思うのです。

そしてその経過内容をここで更新していこうかなと思った次第です。

 

他の記事は冷静に色々分析したり、私自分と向き合う記事が多かったと思いますが、ここは私の記録用では間違いなくありますが、同じような境遇の方は多くいらっしゃると思うので、そんな方が分かりやすいような、寄り添った内容にしていこうと思います。

ただ、系統もだいぶ変わってしまう気もするのできちんとカテゴリを分けて記事をアップしていこうと思います。

 

まだ私も体験しか行っていないので詳しくは書けないのですが、今後に乞うご期待。

普通に私の象下半身の写真もアップしていきたいと思うので閲覧注意です。

がーんばーるぞーーーー

 

 

「Red」生涯『女』として生きたい。と思った

最近冬よりの秋にますます近づいてきてとても心地がよく、心もおだやかです。
今日は島本理生のRedの感想を話したいと思います。
 
 
※以下ネタバレ注意※
 
 
 
 
 
大人の女性の心を描いた話でした。
「家庭も環境もとてもよくて、不自由なく人生を送っている女性」というところからのスタートだったのですが、ここからまた新しい人生が始まっていくんですよね。
 
 
以前体の関係だった人から歩み寄られて、再び関係をもってしまうところとかはすごくわかるなーって共感しました。私にそういった経験があるわけではないので、全くおんなじ気持ちではないかもしれないけど、結局安定していても自分を『女』として扱ってくれる人がひゅっと現れたら、そりゃはまってしまいますよ。
男性の方はちょっとわからないですが、女性は自分が『女』としてみられてる、扱ってくれる事って本当に嬉しいことなんですよね。それがきっといくつになっても。
どこかかゆい気持ちもするけど、やっぱりそうされて嫌だという人はあまりいないと思うんですよね。
 
 
少し話がズレますが、以前彼が職場の既婚男性、彼女持ちの人に「嫁を綺麗だとか魅力的だって思えなくなってきたんだよね。なんというか母親みたいな。母親でなくても身内になるとさ、どうしても。」という話を聞いたみたいです。
(既婚男性はともかく、彼女に対してその気持ちなのは理解不能ですが…)
よくドラマとかで聞く話だなあと思いつつも、本当に悲しい気持ちになりました。旦那さんの前で綺麗にしよう!とか特に思えなくなっても、すっぴんを晒け出し一生懸命に育児をしているわけです。そもそも中身を『綺麗』だとは評価しないのかな?と思いましたが。
そういう意見の男性は、自分の前で格好を着飾らなくなった、とか、すっぴんに見慣れてしまっただとか、そもそもこっちがちゃんとしてないから、そう思うのは当たり前だろうという意見がよくありますが(私の職場にもいます)、それを言うならこっちだって言いたい事は山ほどあります。毎日起きた直後に無精髭は無くして欲しいし、体が匂ってきたらすぐに風呂に入ってほしい。いびきがうるさいから病院に行ってほしいし、だる着なんて着ずにいつもきちんとした格好をしてほしい。
 
上記の一連の話なんてよくある話かと思いますが、やっぱりお互い一緒に生活して生きている以上常に100%なんて無理なんですよ。だから、「『綺麗』なんて思えなくなった」なんて言わないで、思ったとしてもきちんと『女』として扱い続けてほしいと思いますね。そうしたら女性だって旦那さんのために、ずっと綺麗でいようっていう気持ちも続くと思うんですよね。
 
私は母から「いつも『彼の名前』さんの彼女、奥さんは綺麗ですね」って言われるようにしなさい。と言われて来て、例えば紹介とかされても、最低限彼にとって隣にいて恥ずかしくない女性でいなければとずっと思ってたので、彼と外にでるときはいかなる時もすっぴんや適当な服で並んだことはありません。私自身、彼のためだけに綺麗でいようなんて微塵もなく、「綺麗でいる自分」でありたいのであまり苦に思った事はありません。でもこれも結婚とか育児とかやるようになると意識が変わって来てしまうのかなーなんて思ってますけどね。
 
 
話を戻しますが、そんな風に扱ってくれる男性と再会し、そうしていくうちに今までずっと我慢していた状況を変えていこうとしていくんですよね。「無意識マザコンだめ夫」(私が作中で名付けました。これが育児は本当にしないクズ夫なんですよね…)に反撃?抵抗を見せていくんですけど、それプラスで子供と姑が家にいる状況なんですよ。なんか家族構成もそうですけど、本当に島本理生の世界観って変にフィクションすぎていないというか、本当にどこかに存在していそうなもので、親しみがすごくもてるので話の流れだとかがすごく理解しやすいし共感することが多いんですよね。
 
 
二世帯の旦那側の家の中で唯一全部が赤の他人の血なのって奥さんだけなんですよね。

実はうちもそうで、祖父は私が小学生の時に他界し、以後祖母とうちの家族で一軒家に住んでるんですけど、よく母も「この家で私だけが血の繋がらない赤の他人」ってよく言ってました。私も母の血が入っているから小さい頃をはよくわからなかったけど、母方の家の血100%なのは母だけなんですよね。当たり前の話ですが。

だから、何をするにも本っっ当に気を使うんですよね。本当に何をするにしても。

作中に

「息抜きできるのは寝る前の寝室に入った時だけ」

というような一文があるんですが、そんな中で 「無意識マザコンだめ夫」も自分の親の味方をするんですよね。理不尽に味方をするわけでも意地悪ででもなくて、母親が言ってるんだからそっちが正しいに決まってる。という感じなんですよね。私は結婚する相手には、私が悪かったらしょうがないけど、姑と意見がぶつかったりしたら、絶対に私の味方になってくれる旦那さんがいいですね。これ心底思います。

 

結局数年後には落ち着いて元の家族形態に戻るんですが、「女」という生き物についてすごく生なましくリアルに描いているなというのをすごく感じました。

 

 

私は結婚もしていないし、育児だってもちろん経験していませんがいつまでも「女」でいたいなとつくづく感じました。女性にも共感として薦めたいですが、男性にこれを読んで欲しいですね。これ読んで学べ!という気は毛頭ありませんが、少しでも理解してくれたら世の中変わるんじゃないかなと思います。今は育メンだとか、家に協力的な男性もたくさんいらっしゃるようですが、それをもっと広めていけるように。家族のことは家族全員のこと。というのをもっともっと理解してほしいし、知って欲しいなと思いました。

みなさんも読んで見てください。

 

amazonリンク貼っておきます〜ぜひ

https://www.amazon.co.jp/Red-%E5%B3%B6%E6%9C%AC-%E7%90%86%E7%94%9F/dp/4120046540

ありきたりが一番恐ろしく、青春は一瞬のまばたき

ひさしぶりの更新になってしまいました。
これも会社からの発信になります。最近隣が打ち合わせに行かないのと、
私自身が急ぎの案件などがあったので、更新できなかった。
家に帰ってから、記事を書くという気力などはない…。
 
最近の出来事は一番下の弟がついに部活を引退してしまったことと、
その弟に彼女ができたことですかね…。
 
先週の日曜日が弟の引退試合でした。
4歳からやってきたサッカー、ついに幕を閉じました。泣きはしなかったけど、私も中高最後まで部活をやってきた人間なので、引退が決まった時の気持ちはよーくわかります。
相手がいかに格上でも、終わった瞬間は試合に負けた悔しさと、ひとつの青春が終わった感覚になるんですよね。毎日毎日、休む暇もなく練習して…。生活の一部となってるから、それが終わるとなると、尋常じゃない虚無感に襲われるんだよね。
 
でも、それもいい思い出になるし、残りの高校生活部活以外でも楽しく過ごしてほしいですね。羨ましい限りだよ…。
 
そしてさらに彼女がついにできてしまって
(弟二人いる中で初の彼女)、母からそのラインを見せてもらって、
帰宅後私号泣()。喜ばしいことだし、弟のかっこよさに気づいたその子はいい子だと思うけど、やっぱり可愛がってた弟に彼女できてとなるとなんだかすごく寂しくなってしまったんですよね。職場の人に一連の流れを話したら、ドン引きされました。
 
最近はこれくらいですかね。その弟の引退試合があったので、彼氏とは先週会ってません。
私のことを嬢かなんかと勘違いしてるのか知らないけど、日曜日に会えないだけでも、まるまる土曜日が空いていようと絶対会わないんですよね。
土曜日の夜から日曜日にかけてしか今までデートしたことないんですよね。
今度また改めてこの話について書きたいけど、結論もなにもないことだから、書いただけで解決しないし、頭の中整理されるわけではないからあんまり意味ないことかもしれないけど。
 
 
次の記事はおそらく、「Red」を読んだ感想になると思います。

shinukotoigaiha-kasurikizu.hatenablog.com

過去に書いた、一人でバーに行った話のきっかけとなった本です。

私だけの重たい扉のその先

相も変わらず会社でこれを書いていますが絶賛二日酔いで死にそうです。

今日は事務所内のBGMが無いので静かでとても気持ちいです。(どっちなんだ)

今回の記事は私の新境地についてです。少し長くなるかもしれません。

  

 

昨日の夜に島本理生Redを読み終わりました。

感想はまた別の記事で書こうと思います。ただこの本、愛について考えさせられる内容になっているんですが、読み終わったのが丁度帰りの電車の中で。私は最初に彼氏に愛の言葉をもらったのっていつだったか思い出していたんですね。まあベッドの上だったんですけど。色々と本の中の登場人物とかぶる部分やそれについて考えているうちに、私もなにか一歩踏み出す勇気がほしいなって思ったんです。

 

最寄り駅から帰り道の間に私が大学生の頃にできたバーがあるんですが、雑居ビルの2Fにあるお店でずっと行ってみたかったんですね。20年以上住んでる地元なので雑居ビルの中に入っていくこと自体は全然抵抗がなかったんですが、慣れしたしんだ店に一人で入ることはあっても初めて行くバーっていうのは経験がなかったんです。ひっそりと営業しているお店だし、あきらかにしっぽりお酒を楽しむって感じがでてたので行くなら一人かな、とは思ってて、でもなかなか行けずに5年ほど経ってしまったんですよね

 

冒頭で行ったようにRedを読み終わって、踏み出す勇気がほしかった私は帰り道にそのバーの横をいつものように通ったんですけど、「ここだ!」と思ったんです。ずっと行ってみたかったけど踏み出せなかった場所。友達とではなく、私だけのいきつけのお店。一人の空間。というのもずっと欲しかった私にとってこれ以上ない絶好の機会だと思いました。「今入らなかったら絶対入れない」と考えているうちにお店に引っ張られるように私は道の反対側のお店への入り口の階段の前までいつのまにか辿り着いていました。

 

階段の下には看板がでていて、階段を登っても建物の中というよりは屋根があるだけで外。と言う感じでした。ビルの中を進んで行くと、入っていかないと絶対に見えないだろうなという場所に、ひとつだけあったぽわっと柔らかいオレンジのランプに照らされてお店の扉はありました。ここまで来たんだからあとは扉を開くだけ。お店の扉だけれど、私にとっては新境地への扉。今まで勇気がなくて開けられなかった世界への扉。そう感じていて緊張で自分の心臓の音が耳に響いてました。

  

扉は重く、中はとても静かでした。開けた瞬間に目にはいったのは円筒になっているだろう空間の壁。そこには小窓がついていて円筒のそこから50代くらいの、いかにもバーのマスターといった格好の男性がひょこっと顔をのぞかせました。 

壁に沿って進んで行くと、薄暗い店内の中にカウンターが6席あって正面にマスターとたくさんのお酒が置いてあった。カウンターの手前から二つ目の席には私よりもいくつか年上に見える男性がショットとチェイサーを置いていて、常連さんなのかな。と思いながら私は奥から二つ目の席に腰掛けながらジンライムを頼みました。

 

私が来てからか誰も言葉を発しず、聞こえるのは店内BGMのサックスだけでした。緊張もしたけど、気持ちがよくて身を委ねていたらジンライムができあがって、私の前にスッと差し出されました。グラスを近づけるとジンとライムのとってもいい香りが広がって、味はよくチェーン店ででるような甘ったるいものではなく、苦味を帯びた私の大好きなジンライムでした。作る人やお酒によって当たり前ですが変わるカクテルだけど、このお店のマスターが作るジンライムは私の好みとも一致していて一口目から感動しました。

 

たばこをつけ、何口か飲んで少し余裕が出てきて、私が入って来たことによって様子を伺われている事もわかって、先にいた男性も話をしだす空気ではなかったので思い切って、「週末はもっと人が来るんですか?」と訪ねてみた。マスターは変に構えた感じでもなく「いや、波がありますよ。真ん中の平日が混むときもあるし、よくわかんないです。金曜暇な時とかもあるし」とすごくラフな感じで答えてくれました。

 

そこから先にいた男性も少しづつ会話に加わり、地元も同じだったので地元の話、仕事の話など色々な話をしました。気づくと一杯目がなくなってしまったため、同じものをマスターに頼みました。その間にお手洗いに行ったのですが、視界がぐらっと揺らめいてその時初めて酔ってることに気づきました。

 

私はお酒が好きで白ワインや日本酒などをよく飲むのですがいつ4合以上飲まないと酔えないのに、たった1杯だけでこんな状態になったのは初めてですごく戸惑いました。席に戻っても治る気配がなかったので、頼んだ手前本当に申し訳なかったのですが、2口だけ飲んで、「明日も仕事なので…」と行ってお会計をお願いしました。その際に最後少しマスターとも会話をして下の名前を聞かれました。その時、「あ、また来ていいんだ」と思えて嬉しかったです。常連には程遠いですが最初の一歩が認められた気がしました。

 

店を出るときは男性から「ありがとうございました。また機会があればぜひ話しましょう」と言われて【一人で来るバーで、そこで出会った人とおしゃべりをする】という事に憧れていた私は嬉しくなって、陽気に返事をしたと思います。(すでに記憶が曖昧)

 

 

帰り道、やってやった!一人でバーに行ってやった!私しかしらない事実。他人との繋がりがない私だけの行きつけ(にする予定)のお店。そしてなにより、何年も勇気がだせずに留まっていた一歩がでた。たまごの殻と一緒に薄皮まで綺麗に一気にめくれたときの、あの感じ。

 

こういうことはまだ私にはずっと早いと思ってました。まだ20代だし。周りの大人はもっと大人で世間に揉まれて「大人ベテラン」だし。私なんて周りからみたら「大人ペーペー」とずっと思っていた。でも私も今年で25になる。もうそろそろ私が考えている「大人ペーペー」から抜け出せる頃じゃないのか。いやそもそも、私の頭の中の25歳はもう「大人ペーペー」ではなかったんですよね。

そういう事を考えながらも、もう「大人ベテラン」とか「大人ペーペー」だの考えるのはやめようと思った。私が歳を少し重ねたからかもしれないけど、年齢で臆する必要なんてどこにもなかったんですよね。変なところで変に遠慮がちになる私の悪い癖です。

周りに評判なんて気にしていたらキリがない。行きたい場所くらい自分の行きたいところに思うままに行っていいんだと。そう強く思いました。

私だけの場所。そういう世界に踏み込んだ事にドキドキが止まらなかった。

 

 

 

お店に行ったことはもちろん1ミリも後悔してません。だけど、思い立ったあの日が木曜日だった事実が本当に辛い。なぜ、もく、ようび。

家について布団に入ってからも途中で書いたように目が回るほど酔ってしまったので、なかなか寝れなかったと思います。こういう時、酔っ払ったら眠くなってすぐ寝てしまえる人が心底羨ましく感じます。ただでさえ酔っているのに、目をつむると体がずっと回ってる感覚で本当にグラグラした感覚が続いて目が回るんです。本気で酔うと決まってこうなるので、程度を決めていつも楽しんでいたのですが、一杯でこんな風になるなんて夢にも思ってなかったので、「不覚…」と独り言を言いながらいつの間にか眠りについていました。

 

今考えてもなんであんなすぐ「ガチ酔い」してしまったのか謎です。雰囲気に酔ったというのも程度があるし、マスターが「うちのジンライムは少し強い」とは言っていたのですが、それにしてもというところです。

けど、今思えば彼とのバーも友達と飲むときも気を張っていたのかなと少し思います。良い意味でお酒を素直に楽しめたのかなと考えれば、これはいくらなんでも弱すぎるので少し鍛えないとな。社会人になって長時間大量のお酒を飲む事が減ったのでそのせいで弱くなったのかもしれませんが。

 

 

 

兎にも角にも、強烈な二日酔いの代償に新しい世界と勇気を実らせられた私でした。

これから週一くらいであのお店には通いたいですね。私の楽しみになればいいな。

平和の落とし穴

私はネットで繋がっていないと不安になるときもあるし、そういう繋がりを一切断ち切りたい衝動に駆られる事が多々交互にやってくるんですけど、みんなはどうなのかしら。

 

 

今日仕事中に記事を投稿したときに思ったんだけど、自分の思いをつらつらと正直に書く事を最初の目標としてくって書いたんだけど、説明口調の方がなんとなく書きやすいんですね。でもそれじゃだめんだよな、と思いつつ未来の自分のために書いてると思えばそれはそれでいいのかなと自分を許してあげることにしました。

強制じゃないしのんびりとやっていこって事で。

 

 

今日嬉しかった事

 

今日は仕事中、ロジックを考える上でわからない事があったから後輩(といってもプログラマーとしては全然上)に社内チャットでわかんないーヘルプと言ったはいいけど、質問の仕方とか色々まとめてるうちになにがわからないのかもわからないどうしようもない状態になったので、それ伝えたら、席からわざわざやってきて1から10まで丁寧に教えてくれました。

色々あったけど近い周りの人たちには恵まれてるなとつくづく思いました。

私もそんな人間になりたいな。

 

それから、自宅に帰ってからも父も機嫌が良くてとても気持ちがよかった。母も弟の最後の大会のために千羽鶴を折っていて、見返りを求めずに誰かのために何かをやるって素敵な事だなと思ったし、こういうおだやかな心で日々を生活していきたいなと感じたな、今日のお弁当も美味しかったし、会社で使うPCが新しくなったし、明日からか近いうちに新しい案件もやる事が決まったしこのままこの平和が続いてくれ〜

 

 

 

それでも

 

調子に乗って口を滑らせないように。饒舌にならないようにしないと。すぐにそうして後悔するから。口は災いの元。余計なことはべらべら喋らない。

そのためにこの場を用意したんだから。

なにかあればここに吐き出す事にしよう。マイナスな事はなるべく声に出さない方がいいよね。24年間治したくてもどうしても治せなかった。そうしないと不安でしょうがなかった。汚い老廃物がどんどん溜まっていくようで外にださないと私が潰れるような気がしたんだよね。

 

でもこれを書きながら今思った事だけど、彼も夜の店にいく事で自分を守ってたのかな。全部彼にも言えることだもんね。

それでもふたりのことで相手が嫌がることなんだからもっと意識してほしかったところもあるし、これはこれでいっか。何か彼の気持ちの変化があったりしたらそのときに考えよう。彼がこれでいいって言ったんだもんね。

 

 

 

っていう彼に結局は甘えてるのかな